ザ・クロマニヨンズの名前が決まった日

エトセトラ

2006年に、甲本ヒロトと真島昌利を中心に結成されたロックバンド、ザ・クロマニヨンズ。今年で18年目を迎えます。(今書いていて、もうそんなに月日が経ったのか少し驚愕)

そんな、ザ・クロマニヨンズの名前が決まった日のエピソードを紹介します。

概要

2006年4月5日、アルバムのレコーディングが終了した甲本と真島は、ザ・ローリング・ストーンズのナゴヤドーム公演を見に行った後、名古屋のホテルでこのバンドの名前を決めようと話し合っていた。その際、甲本が「クロマニヨンズ」というバンド名を提案すると、真島が「おぉう!」と唸ってポケットから紙を取り出し、そこには偶然にも『クロマニヨン』と書かれており、この偶然によりバンド名が決定した。

ザ・クロマニヨンズ」(2024年2月11日) 『ウィキペディア日本語版』

このエピソードが載っている雑誌

実は、このエピソードはロッキングオンジャパン 2006年10月号に掲載されたインタビューが元になっていると思われます。現在はもちろん廃版のため、中古品とどこかで巡り会うしかありませんが・・・。

詳細な話

せっかくなので、このロッキングオンジャパンから、ザ・クロマニヨンズの名前が決定したエピソードの部分だけを抜粋します。

○バンドのネーミングはどのように?

ヒロト「バンド名そろそろ決めなきゃいかんって頃に、ローリング・ストーンズの最終公演が名古屋であって。それをふたりで観に行って、手羽先食いたいから泊まりで(笑)。手羽先食いながら『今日は絶対バンド名決めよう!』っつって、自分たちをカンヅメにして追い込んだの。でもさ、こういうことって、どっちが先に口を開くか、けっこうせめぎ合いなんだよ。ダサい名前を最初に言ったほうが負けじゃん」

マーシー「ははははは」

ヒロト「『それ、ギャグだろ』なんて言われたら、しょんぼりするじゃん。だから、最初は俺がまあ言ってみるかと思って、『俺、クロマニヨンズって言葉が使ってみたいな』って最初に言ったの。そしたらマーシーが、『おお』って言うから、なんだろうなと思ったらね、ポケットから1枚の紙を出すんだよ。『クロマニヨン』って書いてあったんだよ!」

○マジに!?すごいね、それは!

ヒロト「それでふたりで、『じゃあ、これで決定!』ってことで」

マーシー「あとは宴会(笑)」

○(笑)。ああ、それは決まりだな。ちょっと感動した。

ヒロト「そこがちょっとスピリチュアル。これまで生きてて、これから数十年生きるんだろうけど、ああいう瞬間っていうのはあるんだなあと思った。奇跡的な、いい体験だった」

○これ読んでる人も、すごくほっとしたと思うよ。なんか、ただズルズルこのままいくのかなと思ったら、ちょっとドラマがあって(笑)。

ヒロト「それはよかったよかった(笑)」

○じゃあふたりが名付け親って感じですか。

マーシー「そうだね」

ヒロト「珍しいね」

ロッキングオンジャパン 2006年10月号 97P

二人が名付け親って、確かになんとなく珍しいイメージがありますね。

二人が名付け親というか、共作したのって、ザ・ブルーハーツのメリーゴーランドくらいのような・・・。

ネットに書かれている情報って、意外と出典が不明確だったりするので、今回は元になったであろうと雑誌の情報と一部抜粋を紹介しました。

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