THE BLUE HEARTSが1985年に結成してから、今年で39年。
1995年に解散してから、今年で29年が経とうとしています。
その長い年月の中で、オリジナルもベストもライブ盤も合わせると、アルバムの数は実に20枚ほどにのぼります。そんなたくさんある中で、最初に聴く1枚はとても迷うと思うので、私なりにオススメBEST3を決めてみました。
第3位 THE BLUE HEARTS
言わずと知れたTHE BLUE HEARTSのファーストアルバム。
「未来は僕らの手の中」から始まり、「リンダリンダ」で終わる。33分間という時間をあっという間に駆け抜けてしまう一枚。
ファーストアルバムはどのバンドにおいても名盤とされることが多いですが、ご多分にもれず、このアルバムもそうです。
収録曲は以下の通り。
- 未来は僕等の手の中
- 終わらない歌
- NO NO NO
- パンクロック
- 街
- 少年の詩
- 爆弾が落っこちる時
- 世界の真ん中
- 裸の王様
- ダンス・ナンバー
- 君のため
- リンダ・リンダ
このアルバムに入っているリンダリンダは、ギターのDコードが聞えてきて始まるバージョンです。初期のむき出しのブルーハーツを聴くことができます。言わずもがな、いいアルバムなのですが、ブルーハーツを知ったばかりだと、知らない曲もたくさんあるかなと思い、第3位にしました。
第2位 SUPER BEST
1985年12月24日を最後に演奏されたことのない「1985」が(まさかの)収録されたベストアルバム。このCDのおかげで、1985のソノシートを持っていなくても、ブートレッグを持っていなくても、1985が聴けるようになりました。
収録曲は以下の通りです。
- リンダリンダ
- 人にやさしく
- シャララ
- ロクデナシ
- ラブレター
- 平成のブルース
- キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー)
- ハンマー
- チェインギャング
- TRAIN-TRAIN
- ラインを超えて
- 僕はここに立っているよ
- 英雄にあこがれて
- 青空
- 終わらない歌
- ブルーハーツより愛をこめて
- 1985
有名な曲(リンダリンダ、人にやさしく、キスしてほしい、TRAIN-TRAIN、青空、終わらない歌)がたくさん入っており、「おっこれ聴いたことあるぞ!」と思いつつ、他のブルーハーツの名曲も知ることができる一枚になっています。マーシーがメインボーカルの曲が3曲(平成のブルース、チェインギャング、ラインを超えて)が入っているのも、個人的にはポイントが高いです。(30周年記念で発売されたベストアルバムは2枚組なのに、マーシーの曲が1曲しかないのが少し残念でした。また、他のベストはこのアルバムよりもたくさんの曲が収録されていますが、2~3枚組になっていることが多いので、SUPER BESTは1枚でバランスよく収録されている印象です)
第1位 LIVE ALL SOLD OUT
初めて聴くのにオススメのアルバム第1位は、LIVE ALL SOLD OUTです。
「え、初めてなのに、ライブ盤?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが、これがいいんです。収録されている曲も、このアルバムから感じる熱さも。
というのも、管理人が初めて借りたザ・ブルーハーツのアルバムが、実はこれでした。当時はライブ盤があることをわかっていないレベルだったので、収録曲だけ見て、「知ってるのがたくさんあるな、借りてみよう!」となりました。
でも、帰宅してから調べていると、いろんなライブでの曲を詰め合わせたアルバムだと知り、正直「うわぁ~、オリジナルテイクも知らないし、これは失敗したかな・・・」と少し憂鬱になりながら、CDを聴きはじめました。
でも、「失敗」だなんてとんでもない。ザ・ブルーハーツはライブバンドなんだっていうのをこれでもか!というほど思い知らせてくれました。オリジナルテイク聴いたことなかったけど、かっこいいと思う曲ばかり。また、様々なライブをつなぎ合せているにもかかわらず、まるで1つのライブに、自分がその場にいるかのような臨場感。たまりません。管理人はこのアルバムで初めて「青空」を聴いて「こんなはずじゃなかっただろ 歴史が僕を問い詰める」というフレーズに心をわしづかみにされて、大好きになりました。
あと、1000のバイオリンをライブでする前は、マーシーが「やるよーー!!やっちゃうよーー!!」と叫ぶのが定例でしたが、このアルバムでもしっかりとそれが収録されています。あのハスキーな叫びもたまらない。
また、収録曲は以下の通りです。
1 | 人にやさしく (1992.6.2 日本武道館 HIGH KICKツアー) |
2 | ハンマー (1991.6.13 NHKホール EAST WASTEツアー) |
3 | リンダ リンダ (1994.6.14 日本武道館 凸凹ツアー) |
4 | 世界のまん中 (1994.6.18 日比谷野外音楽堂 凸凹ツアー<凸ナイト>) |
5 | ロマンチック (1994.6.19 日比谷野外音楽堂 凸凹ツアー<凹ナイト>) |
6 | 青空 (1992.6.2 日本武道館 HIGH KICKツアー) |
7 | ブルースをけとばせ (1992.6.2 日本武道館 HIGH KICKツアー) |
8 | キスしてほしい (1992.6.2 日本武道館 HIGH KICKツアー) |
9 | 終わらない歌 (1992.6.2 日本武道館 HIGH KICKツアー) |
10 | 手紙 (1994.6.14 日本武道館 凸凹ツアー) |
11 | 真夜中のテレフォン (1991.6.13 NHKホール EAST WASTEツアー) |
12 | イメージ (1991.6.13 NHKホール EAST WASTEツアー) |
13 | 情熱の薔薇 (1991.6.13 NHKホール EAST WASTEツアー) |
14 | 夢 (1994.6.18 日比谷野外音楽堂 凸凹ツアー<凸ナイト>) |
15 | 泣かないで恋人よ (1992.6.2 日本武道館 HIGH KICKツアー) |
16 | 月の爆撃機(1994.6.14 日本武道館 凸凹ツアー) |
17 | 1000のバイオリン (1994.6.14 日本武道館 凸凹ツアー) |
18 | TRAIN-TRAIN (1994.6.14 日本武道館 凸凹ツアー) |
19 | 未来は僕等の手の中 (1991.10.30 NYダンステリア USAツアー) |
20 | ブルーハーツのテーマ (1991.10.30 NYダンステリア USAツアー) |
CMで耳にしたこのある曲もたくさん入っています。
残念ながらマーシーのボーカル曲はありませんが、河ちゃんのボーカル曲(真夜中のテレフォン)が入っており、これもとてもよいです。
今となっては、ザ・ブルーハーツのライブに行くことはできませんが、この1枚はそれを叶えてくれる1枚です。初めて聴くなら知っている曲が多い方がやっぱり聴きやすいとも思うし、ブルーハーツの真骨頂を感じられる1枚なので、初めての1枚にこれをオススメします!
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