順番が前後してしまうのですが・・・今回はTHE BLUE PARTS 1987年7月1日号について紹介します。
事務所公認のザ・ブルーハーツのファンクラブ「ブルーハーツ集団」ができ、その集団が発行するファン会報紙の記念すべき1冊目です。
ブルーハーツ集団ができる前は、ファンが独自に活動を行っていた青心集団が青心会通信というDMを発行していました。それについては下の記事で紹介していますので、興味のある方は見てみてください。
1987年7月のブルーハーツといえば
1987年5月1日に「リンダリンダ」でメジャーデビューしたザ・ブルーハーツ。その2ヶ月後の1987年7月頃は、初のツアーであるドブネズミTOURを行っています。7月10日の名古屋でのライブをかわぎりに、11月いっぱいまでツアーを行っていたようです。
表紙をめくると
1987年4月21日、22日に2daysで豊島公会堂にて行われた花祭というライブの写真とセットリストが載ってます。音源としては正式に発表されなかった「窓を開けよう」や「ほんの少しだけ」も演奏されていて、聴けた人うらやましいなぁと思います。
あと、(のちのち、おなじみとなる)ライブスケジュールが載ったカレンダーのページ。ホッチキスを止めている部分がちょうどヒロトの鼻と重なっているところがやや気になってしまいます。
表紙と裏表紙でメンバーが揃う
今回は記念すべき1冊目とあってか、見開きでメンバー4人が揃う構図になっています。
ロクデナシⅡについてのコメント
最後のページにはロクデナシⅡ(ギター弾きに部屋はなし)について、ヒロトとマーシーのプチインタビュー?コメント?が載っているので、今回はそこを抜粋します。
ーロクデナシなんていうの?
ヒロト:ロクデナシⅡ(ツー)だよね、ホントはね。だけどぼくの汚い声で「ロクデナシ・ツー!」ゆうたらマイク通してよけいきたない声になると思うから、なにゆうとるかわからんと思って、「その2」とはっきりゆうたわけだ。スンマセン。
ー最初にやったのはいつ?
マーシー:きのう。(6/4 横浜市西区公会堂)
ーなんとか物語みたいになってるけど、実際あった事とか。
マーシー:うん、これは、かなり、近い。
ー引っ越せなかったというか・・・
マーシー:そうそうそう、部屋貸してくれないんだよね。
ヒロト:キビシーよぉ、音楽家に対しては。
ー職業とかきくの?
マーシー:聞かないけどね、格好とか雰囲気とかだね。もう不動産屋入った瞬間からね、目つき冷たいの。「何しに来たの?」って。
ヒロト:ぼくもその前に5,6件断られて、7,8件めでやっと。もう「部屋ないよっ!」って言うの。でも超ラッキーなの、ミュージシャンのお母さんなの、うちの大家が。ぐうぜんに。
ロクデナシⅡってリアルな歌詞だなと思っていましたが、実際にマーシー(ヒロトも)体験したことだったようです。今なら考えられない・・・って安易に思ったけれど、案外そうでもないのだろうか。
(おまけ)封筒etc
当時、THE BLUE PARTSは二つ折りにして、青色の封筒で届いていました。
また、のちのちにはTHE BLUE PARTSにツアーの日程が載っているページが組み込まれるのですが、それが始まるまでは、別便でツアーの日程が載っているDMが来ていました。
あと、今回紹介した号には、ブルーハーツ集団入会記念としてのタグ?もついていました。
河ちゃんのつっぱり具合が個人的にとても好きです。
それでは、また次のTHE BLUE PARTSをお楽しみに!
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