疲れた心に響くヒロトとマーシーの曲

毎日お疲れ様です。

特段大きな何かがなくても、毎日生きている、それだけで大変なことだし、時になかなかに疲れますよね。他の人から見たらなんでもない小さなことでつまづいたり、しょげたり。かと思えば、小さな小さな幸せで、とてつもなく嬉しくなったり。何気ない毎日の中で、ひとつしかない心がたくさん動いているなぁと日々感じています。

前置きが長くなってしまいましたが、今回は心がふっと疲れてしまったときに響くヒロトとマーシーの曲を紹介してみます。1曲でも、あなたの心の疲れを癒やしてくれる曲が見つかりますように。

一人で大人　一人で子供
人にやさしく
夕暮れ
No.1
どん底

一人で大人　一人で子供

作詞作曲：真島昌利　　演奏：ザ・ハイロウズ（20枚目のシングル）

うんざりなんて　してて当たり前

絶望なんて　してて当たり前

冒頭のこの2行。うまくいかない日にとてつもなく染みます。

自分のしんどさを一般化されている歌詞なのに、「そんなことない！！この苦しみは誰にもわからない！！」って聴いてる側を意固地にさせることなく「そうだよな、うんざりしてて当たり前。うまくいかなくて、絶望してるなんて当たり前だよな」と、なぜかストンと胸に落としてくれます。

うんざりも絶望も、何も特別なことじゃない。普通のことなんだって思えることは、案外心を軽くさせるのかもしれません。

そして、続く歌詞は

あきらめるのは簡単だ

簡単すぎてつまらない

イェー　腰は大丈夫

投げ出すことは簡単で、続けることは難しい。それをシンプルに表してくれている歌詞。あきらめると言っているわけじゃないけど、あきらめるにしても、もうちょっとチャレンジしたあと、もうちょっと先でもいのかなと思わせてくれます。

人にやさしく

言わずと知れたザ・ブルーハーツの名曲のひとつ。

作詞作曲：甲本ヒロト　演奏：ザ・ブルーハーツ（インディーズでのデビュー曲）（ザ・コーツ時代には既に完成していた）

やさしさだけじゃ　人は愛せないから

ああ　なぐさめてあげられない

期待はずれの　言葉を言う時に

心の中では　ガンバレって言っている

聞えてほしい　あなたにも

ガンバレ！

この曲はどこの部分の歌詞をとっても元気づけられますが、管理人は特にこの部分が大好きで、大切です。

人から厳しいことや、思いがけないことを言われて傷ついた時、いつもここの歌詞を思い出しています。そして、「きっと、この人は自分に頑張れと言ってくれている」と思えることで、現実を受け止めて、前に進もうとすることができています。

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夕暮れ

作詞作曲：甲本ヒロト　演奏：ザ・ブルーハーツ（ラストシングル）

冒頭で聞こえてくるマーシーのギターソロは、実はもっと音を多くしていたそうですが、ヒロトから「もっとシンプルにしてほしい」と言われて、あのテイクになったそうです。完成した音源を聴いてマーシーは、ヒロトの言葉の意味がわかったと言っていたそうです。

そんなブルーハーツのラストシングル、これも歌詞がまたとてもいい。

幻なんかじゃない　人生は夢じゃない

僕たちははっきりと　生きてるんだ

夕焼け空は赤い　炎のように赤い

この星の半分を真っ赤に染めた

どんな生き方だって、幻でも、夢でもなくて、はっきりとした自分の人生。自分は「紛れもなく生きているんだ」ということを、わからせてくれる気がします。うまく書けないのですが、上の部分の歌詞がとても好きで、人生の中の大切な一曲です。

No.1

作詞作曲：甲本ヒロト　演奏：ザ・ハイロウズ

ただの一度さえも悲しいことに

出会わない人などいないだろ

机に向かって　電車に乗って

とても平凡だとブツブツ言いながら

今までいくつかの悲しいことを

解決しながら乗り越えてきたから

「ただの一度さえも悲しいことに出会わない人」きっといないですよね。悲しみの最中にいるときは、大げさに言えば自分だけが悲しみの中にいるような気がするけれど、実際にはそうじゃない。それに自分だって、悲しみには何度も何度も出会って、ぶちあたってきたけど、乗り越えて今日までやってきた。その自分が培ってきた強さを思い出させてくれる気がします。

例え、何かにぶちあたって、うまくいかず、負けて逃げて、今日まで生きてきたのだとしても、今日まで生きてこられたこと、それを続けてきていることだけでも、実は本当に凄いことなんだと勝手に思っています。